
ついに購入した。メスティン。皇室を匂わせるタイトルをわかりやすく言うと、「メスティンを使う前にやること」。これなのだ。
開封の儀
まずはパッケージを眺めていく。

これはメスティンのパッケージ。お分かりいただけるだろうか。上の写真、実際に調理しているのは「ストームクッカー」であり、「MESS TIN SMALL 210」ではないのだ。
後述するがメスティンはバリ取りをせずに販売している。Made in Japan品質では考えられないことなのだが、それが実現してしまうMade in Sweden by Trangia AB。
写真は載せているからいいではないか。そのような姿勢は大変好感を抱く。

Traingia ABから輸入して販売するのは「イワタニ・プリムス株式会社」。

左からスウェーデン語、英語、ドイツ語で同じことが書かれています。一番右は、食洗機じゃなくて手洗いでやってね。と勧めておる。

Trangiaのロゴ。シンプルで好きであります。日本正規品のようです。

無骨な感じが良いのう。

ハンドルじゃよ。

合体。無骨なデザインとモノトーンの取り合いが良いのう。

ハンドルを収納した様は、髷を結った侍の如く。凛々しいのう。
研磨の儀

では研磨して参る。準備するのは、紙やすり(#60,#1000)と軍手のようなものがあると怪我しなくて良いかもしれぬ。

どういうのがバリかと言うと、赤丸の箇所がわかりやすいのではないか。全体的に角が鋭利になっている。

ここなんかも山のように盛り上がっていて、ここを指でなぞると長州バリにキレてしまうかもしれぬ。

ガシゴシ磨く。#60でざっと削り、#1000で仕上げる。仕上げは#400~600くらいでも良い。
指で優しく撫でて、突っかかるところがなければ洗い流して完了。

全体的に丸みを帯びているのがわかるかのう。丸の箇所は山が完全に無くなっておる。
通常の用途であればここまでで完了なのだが、ダニエルは蓋をピカピカの鏡面にしたくて。

液体コンパウンド(粒度:#3000)で更に研磨していく。

布か何かしらで塗り込むようにして磨く。

ピキーン!良いのう。

ダニエルのキャンステを貼って完成じゃ!

本当は耐熱スプレーでロゴを入れたかったのじゃが。そうすれば蓋をフライパン代わりにして使うこともできたのだが難しすぎて断念。キャンステでも良しとしよう。
防錆防焦の儀
「ぼうせいぼうしょうのぎ」と読む。ダニエルによる造語である。錆びを防ぎ、焦げを防ぐ。つまりはシーズニングである。そのための儀を執り行っていく。

通常、米の研ぎ汁を使うのじゃがダニエルは米ぬかでやっていく。メスティン一式を米ぬか汁で浸した鍋に入れて火にかける。沸騰してから10~15分ほどで取り出す。サッと洗い流して全行程完了!
最後に

買ったらやること3つの儀!
- 開封の儀
- 研磨の儀
- 防錆防焦の儀
これらを決して忘れてはならぬ。
メスティン購入するなら公式ホームページからが良いぞ。他で購入すると通常の倍以上の価格になっておるからな。
今後、メスティンを使った料理を紹介していくのじゃが。ダニエルにチャレンジして欲しい料理や要望とあったら連絡をいただけると嬉しいのう。
それではご安全に。