GoProのヘッドマウントはちょっと恥ずかしい。そこで、ネックマウントという選択肢が出てくるのだが服と擦れて聞くに堪えない動画になってしまい、更にはGoProの取り付け角度が少し上向きになってしまい、本来取りたい映像が撮れない場合がある。今回はこれらを解決する方法を紹介しようと思う。
問題点
- GoProで録画した動画に「ガサガサ」と耳障りの悪い音声が録音される
- GoProの取り付け角度が少し上向きになってしまい、本来取りたい映像が撮れない
原因

■音に対する原因
見てわかる通りGoProが服と接触している。この状態で歩行すると、当然ながら服と擦れた音が録音されてしまう。
■取付角度の問題に対する原因
多くの人の場合GoProの背面が体に沿うように取り付けてしまうとカメラが上方向を向いてしまう。胸筋が発達しているマッチョな方は特にその傾きが大きくなると思います。
できるだけ水平に取り付けたとしてしても、いろんな動作をしているうちに体に倣ってしまって結局上を向いてしまう。
対策

それなら、服と体から離せばいいではないか。(単純)
使ったのはこちらの商品。中国にある会社のブランド名?「UTEBIT」という360度調整可能なボールジョイント型のアダプター。
これを使うことによって服から遠ざけることができるため、GoProと服が擦れることがなくなり録音した音がクリアになる。
更には、撮影可能は範囲が広くなるという副次的効果も得られる。

下向きで撮影する需要は少ないかもしれないが、例えば
- 顔出しNGの店内で手元の撮影はOKな場合
- 周囲に人や建物の映り込みを避けたい場合
などがあるのではないでしょうか。
また、横も向けることができる。

これまた需要は少ないかもしれないが、
- 運転中に助手席に座る人の撮影をしたい
- 運転中に外の風景を撮影したい
- 登山中に隣を歩く同行者を撮影したい
撮影後に動画を回転させるひと手間が必要になってくるが、ネックマウント自体逆さに取り付けて撮影していたため手間は変わらないと思っていいでしょう。
新たな問題と対策
当初からの問題点でもある、GoProが落下する問題。
今回、アダプターを追加したためその分重くなっているため落下する可能性が高くなってしまう。

アダプターを取り付ける前のネックマウントにかかる重さは132g。

今回追加したアダプターの重さは68.5g。

アダプターを使用した場合の総重量は200.5g。ネックマウントの構造上、下方向の力が加わると外れやすいというのは仕方がないことでしょう。
そこで、ダニエルがオススメするのはこちらのネックマウント。
GLIDER SPORTSのサイズ調整機能と落下防止機能を備えた『ネックアジャスター(ソフトタイプ)』をオススメします。

GLIDER SPORTSのネックマウントはアジャスターが付いているので、落下を防止してくれます。

また、ネック部分がラウンド形状になっているため体にフィットするためつけ心地が良いです。

上記がGLIDER SPORTSのネックマウントにアダプターを取り付けた様子です。GoProが逆さにならないし、落下する可能性も低いし、可動範囲も広いし。

見た目も悪くないのではないでしょうか。ネックマウントを使用する場合はフードがある服を着用すると見た目がスッキリしていいかもしれません。
落下防止アジャスターがあれば、よほど激しい動きをしない限り落下はしないでしょうが、激しいスポーツ等で使用される場合はハードタイプの方が良いでしょう。
効果の確認
Youtubeで見てもらうことが一番良いのですが、見せれる形にしてからアップロードしますのでそれまでお待ち下さい。
それまでは、ひとまずテキストベースでお伝えしたいと思います。
■結論
アダプターがあった方が音声は良い
■評価方法
アダプター有り/無しで、歩行した場合と小走りした場合で音声を聴き比べる
■結果
以下にそれぞれのケースでの音の確認結果を記載します。グレーアウトしている項目の音は確認できなかった、若しくは許容できるレベルであったことを示しています。
ケース1 アダプター無し+歩行
①ネックバンドが体に当たって発生する「カチャッ」という音
②GoProが服に擦れて「シュッ」という音
ケース2 アダプター無し+小走り
①ネックバンドが体に当たって発生する「カチャッ」という音
②GoProが服に擦れて「シュッ」という音
ケース3 アダプター有り+歩行
①ネックバンドが体に当たって発生する「カチャッ」という音
②GoProが服に擦れて「シュッ」という音
ケース4 アダプター有り+小走り
①ネックバンドが体に当たって発生する「カチャッ」という音
②GoProが服に擦れて「シュッ」という音
アダプターを取り付けることで②の服に擦れる音は改善できました。しかしながら、①のネックバンドが体に当たって発生する音は改善できませんでした。
これは、ネックバンドの根本から先端までの距離が長くなったことで、揺れが大きくなり体に接触したときの衝撃音が大きくなったためだと思われます。
まとめ
- GoProと服が擦れる音は、アダプターを取り付けることで大きく改善した
- 小走り時は、ネックバンド及びGoproが体に当たる音は避けられない
- 歩行時は、アダプターの有無に関わらずネックバンド及びGoproが体に接触する音は気にならない
- アダプターを使用しなかった場合、思っている以上に上方向を撮影していた
- アダプターを使用した場合、撮りたい方向を撮影できていた
ネックバンドを使う場合、音質を重視した撮影は難しいのではないかと思います。撮影スタイルが走ったりしないのでれば、アダプターを取り付けることで服と擦れる音は改善できるのでオススメします。
まだ予定はないですが、スポンジの防風カバーをレビューしたいなと考えているところです。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。